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それを見た少年はジャングルジムから降りると、少女に近づいた
「どうかしたの?」
少年の声に少女は顔を上げたが、すぐに下を向いた
「なんでも・・・・ない・・・」
少女は涙を拭って、少年を見た
きれいな金髪で二つに結んでいた
少年は少女のかわいさに顔を少し背けた
「君こそ・・何してるの?」
少女は 少年の方を見ている
少年は顔を背けたまま言った
「僕は、ここから見える景色が好きだからよくここにくるんだ」
そう言い、少年はまた街の方を見た
そして 少年は何かを思いついたらしく、少女の方を笑顔で向いた
「ねぇ、一緒に遊ぼうよ!」
「一緒に?」「うん!」
少年は元気だが、少女はすこし不安げだった
「ほら!」
少年は少女の手を引っ張り、たたせる
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