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そのまま少年は少女をつれて ジャングルジムへと来た
「先に頂上についた方が勝ちな!よーいどん」
少年は勢いよく、上っていく
少女は少しの間、意味が分からず立っていたが、すぐに上り始めた
結果は、少年の勝ち
まぁ、当たり前ではあるが
「ほら、ここからの眺めの方がきれいだよ」
少年は街の方を指さした
少女は「すごい」とその光景に見惚れていた
しばらく二人はそこで街を眺めていた
何も言わず、ただじっと眺めていた
辺りが暗くなり始めてきた時、少女が口を開いた
「ありがとう」
「う、うん」
少女が初めての笑顔に、少年は照れた
少女と少年はジャングルジムから降りて、丘を降りていった
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