始まった暗闇

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「いらっしゃいませ」 この店のバイトの青年がニコリと笑って言う。 「こんにちは…」 そのこじんまりとした雰囲気の店では客は片手で数えられるくらいしかいなかった。 「お一人様ですか?」 いつきてもこの店は人柄の良さそうな40歳半ばの店長とこの青年の2人しか見たことがなかった。
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