始まった暗闇

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「....?何ですか?」 遠目ではわからなかったが振り返った彼女はブレザーを羽織った高校生だった。 藤本さんの知り合いかな?もしくは藤本さんが昔関わっていた事件の関係者だろうか? それともただの通りがかりだったのか? 「あの、此処で何を?」 「え...........今からバイトに向かう最中ですけど」 「そうですか。この広場で殺人事件があったことはご存知でしょうか」 「あぁ、はい。いつも通るこの道で事件があったんで本当に怖くて............あっ。すいません。バイトに遅れるんで行きますね!」 そう言って走って行ってしまった。
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