始まった暗闇

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もう少しだけでも話を聞きたかった。もしかすれば何か知っていたかもしれない。その日もバイトがあったなら不審者だって見ていたかもしれない。 そう思いつつも俺は追いかけずに広場を調べていた。 .............? 2日前にはなかった花束。それは、藤本さんを慕っていた人たちが供えた物だろう。 その色とりどりの沢山の花束を見たら、 藤本さんを慕っていた人がこんなにもいるんだな、と思った。 嬉しくなった、 と同時に犯人への怒りが増してしまう。 どうして、こんなにもいい人が殺されなければいけないのかと。
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