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第一話「ん・パロウ登場」
はじめまして、こんちはー。
ボクのなまえは、ん・パロウ。
とってもオチャメで心優しき
まっしろピュアパンダです。
どうぞ、よろしくです。
さて、ボクはとある雑技団の
団員としてココに住んでいます。
みんなには「1号」と言う
あいしょうで呼ばれています。
朝。
起きたらホースの水で丸洗い。
そして、朝ご飯はおあずけで
今日の練習です。
練習はまず、円形のステージを
1周、2周、3周、4しゅっぅ、
5… しゅ… うぅぅ……
ゼハー… ゼハー…
死にそうなパンダ。
助けてください。
こう見えて体重は重いのです。
ヘルプミ~
カツッ カツッ カツッ
あっ、団長だ。
いつもイカしたクツですね。
「団長、オツカレサマでっす!
え? だだだ団長!?」
ペシッ ペシィィィッッ!
あぅううっ、イタイ!
イタイですゥ、団長ぅぅぅ~。
笹はやめて、笹はやめて。
それ、ボクの朝ごはん~っっ。
あぅぅ……、
ココの団長はとってもスパルタです。
「1号、あなたの体重は
96キロだったわね。」
「はい、そうですが?」
「ウフッ。
今週中に減量5キロね☆」
! ! ! !
とっても笑顔がステキな女性、
三十路。結婚相手ぼしゅう中。
グリグリッ
あああ…。ごめんなさい。
竹はやめてぇ~。
竹はやめてぇ~。
竹のツツのとこれに肉がっ
肉がっ 肉がぁぁぁっ!!
はははののっ。
・
・
・
うわ~いぃ、今日から楽しい
毎日になるよね~っ☆
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