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翔に電話をして淳と聖が病院に来てることとみんなが来るとマズいから翔と雅と一と竜だけ来る様に伝えた。 智「翔達が来るまで……生きててよっ母ちゃん……」 淳達の所に戻り母ちゃんのバックに顔をうずめて静かに涙を流した。 暫くしてから翔達が来た。 翔「智!! 淳に聖も!!」 淳「翔にぃ!!」 聖「雅にぃ達も……何で??」 雅「何でだろう??」 一「竜、無茶はするなよ??」 竜「わ、分かってる……」 淳「竜にぃ、ここに座って」 竜「あ、ありがとう」 淳が竜に席を譲った時、集中治療室が慌ただしくなった。 窓越しから見ると、母ちゃんの寝てるベットの回りには医者や看護師がいた。 容態がかなり悪くなってしまった様だ。 淳「嘘、でしょ??」 竜「母さん……母さん!! 目を覚ましてくれよ!!」 一「竜!!」 竜「母さん……母さん……」 一「竜……」 聖「俺、もう……帰りたい」 淳「僕も……さとにぃ、聖と一緒に帰っていい??」 智「淳と聖は……母ちゃんを近くで見なくてもいいのか??」 淳「……」 聖「……」 この沈黙が堪らなく感じた。 10分くらい経ったとき母ちゃんの担当医が、母ちゃんが亡くなったという事を俺達に伝えてくれた。
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