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全員が生唾を呑み、耳を傾ける
「この城より南へ数キロ行くと、塔が立っている。
そこに魔物が住みついてのう、たびたび城下町の者達が襲われるのじゃ。お主らにはそこの魔物退治をしてもらう。
もちろん親玉を倒した奴はまず合格じゃ。
兵士長にも同行してもらうから、親玉を倒せんでも実力があれば合格。
では行くがよい。このゴミ共が!!」
王の話が終わると、参加者達は一斉に駆け出した。
王様に石ころをぶん投げて、俺たちもそれに続く。
絶対にクリアーしてやる!!!
「あの塔に行くには途中にある森を抜けなければならない。
気を抜くなよ!!」
アベールめ、なかなか情報収集が達者じゃないか。
南に一キロほど進むと、アベールの言葉通り鬱蒼とした森が存在していた。
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