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翌年の1月の 恒例の京都行きは インフルエンザのため 中止することになった。
新しい壬生ノートは 一人壬生にむかう友美に託した。
そのノートと 交換に いままで置いてあった 古ぼけたノートが 友美の手で 届けられたのは ようやく病気が治った 1月の中頃だった。
「ねえ エトセトラって子 書いてるよ」
友美がページを広げると そこには あの 小さな癖のある文字。
『オックンさん ありがと』
とだけ 記してある。
なぜか 気になっていく エトセトラ。
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