新たな出会い

3/5
前へ
/52ページ
次へ
そんな会話のなかで 特に興味を持ったのが 壬生ノート と 光縁寺ノートだった。 新選組ファンの聖地ともいえる 壬生寺と 光縁寺には それぞれ ファン交流のための ノートが置かれている というのだ。 壬生寺は 新選組屯所だった八木邸隣にある 律宗別格本山の 格式をもつ 古い お寺で 広大な敷地をもっている。 新選組隊士が 調練を行った記録のある その境内の 一角に『壬生塚』といわれる 隊士たちの 墓を中心とした場所がある。 そこに 小さな木の箱が置かれ、その中に 20冊ほどのノートが 入っているらしい。 そのノートは ここを訪れた新選組ファンが 置いていったもので ファン同士が 新選組への思いを書き連ねたり、さまざまな情報交換に 利用されている、ということだった。 これが壬生ノートといわれるものだ。
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

318人が本棚に入れています
本棚に追加