ゴミ置き場にて

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待ちに待った夏休み当日。 僕はロイとティルダを誘って田舎のじいちゃんちへ来ていた。 何もないところだけど、僕は結構都会より田舎の方が空気も気持ちよくて好きだ。 じいちゃんちについた途端に二人の興奮した口調が響いた。 「ソブレ!!素敵ね!」 「すっげえ!!デケェじゃん!!」 この辺は土地から何まで安いらしくじいちゃんちは結構大きい。 僕も初めて来たときはこの二人と同じ反応をした。 「とりあえずさ、中に入ろうよ」 まだまだ興奮醒めやらぬ二人にそう声を掛けて僕は家のインターホンを押す。 しばらくしてじいちゃんが出てきた。 老眼鏡を掛けた白髪の普通のじいちゃんだ。 じいちゃんは僕を見るなり嬉しそうに声を上げ僕を抱きしめた。 「おお、おお。ソブレ。待っていたよ、いらっしゃい」 「久しぶり、じいちゃん」 じいちゃんは背中に回した手で僕の頭を軽くポンポンすると離れて、二人にも笑いかけ挨拶をした。 「そっちの二人もいらっしゃい。よく来てくれた。ロイとティルダだね?話は聞いているよ」 「こんにちは」 「しばらくの間お世話になります」 二人とも軽く頭を下げて挨拶を済ました。
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