ゴミ置き場にて

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*** それぞれが風呂に入って(ロイを起こす時は大変だった)、晩ご飯を食べ終えて、先に自分の寝室に戻ったじいちゃんを抜いて僕たちはテレビゲームをしていた。 「私死んじゃうわ!!助けてよ!」 「バカ!ソブレ、ガイコツ男狙え!!俺、挟まれてんだろ!」 「でもロイ、ティルダが…」 「あ。私死んじゃった」 「何してんだよ!!回復魔法使えんのティルだけだろ!」 前線で戦う魔法は使えない二刀流剣士のキャラクターを使っていたロイ。 後ろで逃げ回って回復魔法専門系のキャラクターを使っていたティルダ。 一応攻撃魔法と剣を使えるキャラクターを使っていた僕。 ロールプレイング。 僕らのチームワークは最悪だった。 アイテムも使い切って、ティルダを生き返させることも出来ない。 頑張っていた僕とロイだけど、少ししたら僕が死んで、ロイ一人じゃどうしようもなくなった。 「ああ!くそ!!」 ロイが悔しそうに自分の太ももを殴った。 テレビ画面には『GAME OVER』の文字。 『リセットしますか?』 と出てきた文字に『YES』と答えたロイはゲームに飽きたティルダと、そろそろ眠たくなってきた僕にコントローラーを持てと促す。 「ロイ、まだやるの?」 「当たり前だろ。勝つまでやる!!」 「…」 「ティル!!お前も!!」 ティルダに無理矢理コントローラーを持たして、ロイはゲーム画面に向かった。 後ろでティルダが苦い顔をしていたのをロイは知らない。 ああ、 今日は朝までゲーム三昧の予感だ。
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