ゴミ置き場にて

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結局、一度目のボスに勝ったのは朝方だった。 アイテムも少ないまま、レベルも上げず、まして武器も弱いままだった僕らにティルダが「レベルが低いから勝てないのよ」と言ったのが始まりだった。 雑魚と戦いレベルを上げ、戦うことによって増えたお金でアイテムや武器を買い、見事ボスを倒すことに成功した。 まぁ結果、 朝方までかかったけど、終わらないよりマシだ。 今は昼の3時過ぎ。 じいちゃんはもう畑に行ったらしく家には僕ら三人しかいない。 2時頃に起きた僕らは昼食を食べて、また部屋でゴロゴロしていた。 「ねぇ、ソブレ」 「何?」 ブラシで髪をといていたティルダが僕を呼んだ。 鏡越しに目が合う。 「この町って広いの?」 「いや…そんなに広くはないよ」 「だったら探検しに行かない?ずっと家に籠もりっきりっていうのはイヤよ。広くないなら暗くなる前には帰ってこれるわ」 そうだね。 と僕がティルダに賛同する言葉を発する前にずっとマンガを読んでいたロイが声を上げた。 「いいじゃんそれ!!行こうぜ!」 その一声で、僕らは探検をしに出掛けることになった。
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