二学期

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その方向を見ると 確かに美少年が立っていた。 しかし どこかで見覚えのある顔だ…。 そう、忘れる訳ない。 あれは確かに、彼だ…!! 雰囲気から何から何まで 変わってはいるが 確かにあの顔は 一学期までの彼の面影が残っていた。 「ねぇ、どこから来たの?」 「名前は?」 「なんで引っ越してきたの?」 「彼女いますかー?」 彼はあっという間に クラスの女子に囲まれた。
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