二学期

4/14
前へ
/21ページ
次へ
彼は戸惑いながら 言葉を放った。 「えっと…、俺、前からこのクラスにいる、鈴木勇太なんだけど!!」 戸惑ってはいるものの 以前の彼とは違い すごく堂々としていた。 「鈴木勇太? 嘘!? 前からいたの?」 「えっ、鈴木勇太ってあの鈴木勇太!?」 「別人にしか見えない…。」 みんな不安を隠せないようだ…。 そりゃ あんなに地味だったのに こんなにかっこよくなったら、誰でも驚くなぁ…。 でも これじゃ、また彼が遠くなっちゃったね…。 やっぱり… 寂しいなぁ……。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加