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私はこの日をずっと楽しみにしていた。
1ヶ月ぶりに
彼に会える日。
夏休みという
退屈な日を乗り越え
やっと二学期が始まるのだ。
彼がいつも登校してくる時間に
ウキウキしながら
教室の隅で彼が入ってくるのを待っていた。
「誰?あれ!? なんかかっこよくない?〃」
そんな声が廊下にいる女子から聞こえ始めた。
その声を聞いて
クラスの女子もつられ
そっちの方を見た。
「かっこいいね!! 転入生かな!?」
クラスがざわつき始め、
その少年が教室に入ってきた。
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