4.『 池袋 』

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―… 竜「それでここが…」 釉「へー!なるほど…」 …こうやって案内してると、自分が池袋に来たばっかりの頃を思い出すなぁ あれだけ帰りたいって思ってたのが、今じゃすっかり案内する側にまでなってるんだよなー… 釉「ふぅー…だいたい分かったかな。ありがと!帝人くんっ」 竜「いえいえ、僕も楽しかったし」 釉「そかそか。あ、ちょっとジュース買って来る!」 そう言って自動販売機へと走り出した彼女。 竜「…やっぱり、あの子が例の喧嘩師な訳ないよね。あんなに普通な感じの女の子がそんな訳―…」 折「どうかな?」 竜「うわぁあ!折原さん!?」 折「あの自販機の前にいる子が例の?」 竜「はい。…でも普通の女の子でしたよ」 折「人は見かけによらないって言うしねー…あ!そうだ!!」 …嫌な予感がするものの、この人の発するいやーな空気のせいで、 僕は自ら地獄へ出向くことになった。 .
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