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釉「ごめんっ!お待たせー!」
竜「ずいぶん時間かかったね」
釉「いやねー、ついでだから帝人くんにも買おっかなーって思ったら、もう一方いたんでね。って訳ではいっ」
竜「ありがとう!えと、お金…」
釉「いいのー!今日のお礼♪」
竜「えっ、ありがとう…」
釉「いえいえ♪じゃあはいっ!そちらのお兄さんも!」
折「ありがとう。…君の名前は?」
釉「あっ、はじめましてですよね。佐久間釉って言います!…お兄さんは?」
折「片原慧。」
釉「慧さん!よろしくでーす」
折「うん。よろしく」
竜『ちょっと!なに堂々と偽名名乗っちゃってるんですか!?』
折『馬鹿だなぁ、田中太郎くん。もし彼女が例の"喧嘩師"なら僕を知ってる可能性があるだろう?』
竜『またそうやって決めつけ―…』
折「ここでこうやって出会ったのも何かの縁だし、僕も1つ良いところへ案内しよう。ねっ帝人くん?」
竜「…はい」
まっ…大丈夫か。
根拠は無いけど、この子なら大丈夫って気がするんだ。
…僕のカンだけどね。
竜「行こう、ゆぅちゃん」
釉「うんっ」
こうして僕らは、ダイナマイトが生かされるか…死ぬか、
それが分かる"火"の持ち主へと足を進めた…。
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