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ミーン…ミーン……
8月15日天気がいい
午後12時半の出来事―――――。
俺と少女はすることもないから
公園のベンチで駄弁っていた
『あっちー…っ』
この病気になりそうなほど
まぶしい日差しのせいで
俺の服は汗でびしょびしょだ
「あんたが暇ですることないから遊ぼ言ったんでしょ?文句言わないでよね」
少女は俺を横目でみてフンッと
鼻を鳴らした
『ごめんごめん
でも早く涼しい季節こねぇかなぁ
夏は暑いから嫌いだぁ』
「でもまぁ私も夏は嫌いかな…」
俺の隣に座っている少女は黒猫を撫でながらふてぶてしく呟いた…
…つーかどこの猫だよ野良猫しちゃあおとなしいな…飼い猫か?
などと考えていると
「あっ!」
ピョンっと黒猫はベンチから下りて道路へ走っていく
「ちょっと待ってよ」
『あっ!おいっ危ねぇぞ!!!』
猫を追いかける少女を俺は
慌てて追いかけて止めにいく――
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