1 平穏なる日常

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「……はぁ~」 すずめに起こされた哀れな人物、もとい、零はベッドから降りて、寝室のバルコニーへ向かう。 ――スーッ―― 「おい!すずめ!うるせぇぞ!!」 ――チュ!チュチュチュン!!―― 零の怒鳴り声で慌てて逃げ出すすずめ達。 すずめ相手に、怒鳴るのもどうかと思うのだが。 「……叔父さんにすずめ避け、設置させようかな……」 眉間に皺(しわ)を寄せながら、悩む零だけがバルコニーに残されていた。 実に穏やかな日常ではないか。 、
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