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「……はぁ~」
すずめに起こされた哀れな人物、もとい、零はベッドから降りて、寝室のバルコニーへ向かう。
――スーッ――
「おい!すずめ!うるせぇぞ!!」
――チュ!チュチュチュン!!――
零の怒鳴り声で慌てて逃げ出すすずめ達。
すずめ相手に、怒鳴るのもどうかと思うのだが。
「……叔父さんにすずめ避け、設置させようかな……」
眉間に皺(しわ)を寄せながら、悩む零だけがバルコニーに残されていた。
実に穏やかな日常ではないか。
、
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