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「何?」
リアは木だらけの辺りを見回すと、唸った。
「何処向かってるの?」
「ん~と、あいつが消えた方向。」
「あいつって・・・あのアヴェーラさんが血の臭いを追うとか言ってた奴?」
シャルは軽く頷き、目を細めて遠くを見た。
「あいつは俺がクラウンに入ってから任務を一緒にこなしてた、言わば相棒。」
相棒という言葉に、リアは再び怪訝。
「俺もいつか相棒に・・・・・・。」
「何か言ったか。」
「うぅん、未来の話だよ。」
何やらにこにことしているリアに今度はシャルが怪訝な表情をする。
すると、リアはぱっと表情を戻した。
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