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「そういえば血の臭いを追うって・・・どんな奴だい?」
「あー、犬。」
「は!?犬っ!!??」
予想外の答えに、リアは目を見開いた。
シャルはため息を吐くと、やれやれと呟いた。
「一言で言えば、だ。俺にいつもひっついて来るんだ。」
リアは密かに自分を指差したが、シャルが睨むと大人しくやめた。
「もし道に迷ったらあまり動くなって言ってあるから、多分どっかの街にでもいんだろ。ちなみに目印は首のベルトに鎖。」
「・・・ホントにそれは人なの?」
「見れば分かる。」
リアはずっと想像を膨らまし、シャルは飴を舐めながらボーッと歩き続けて7時間。
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