旅の始まり
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その頃シャルは、後ろにリアが着いてきていないことに気付き、木以外何も見えない林の中に突っ立っていた。 「ったく、何してんだよ・・・もうっ、リ」 リアの名を呼ぼうとした刹那、言葉が切れた。 何の前触れもなく -----ドサ 気付いた時には、地面に膝をついて体が横に傾いていた。 「お兄さん、遊ぼ?」 そんな幼い声が脳を刺激した瞬間、視界が暗転した。
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