1人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
朝
それは生きているなら誰にでも訪れるものであり、人によっては朝が来ることが嬉しいと言う人もいる。
またはその逆、朝が嫌いだと言う人も当然いる。
僕はもっぱら後者だ
なんせ朝は大体の生き物が活動を開始するとき、つまり休憩は終わりだぞーと太陽が嫌みな程に日差しを突きつけてくる時である。
寝ることが大好きな僕にとってこんなにも嫌なことは無い。
だが僕はまだ学生であり、ましてや親に学費を払ってもらって高校に通わせてもらっている身分だ。
起きないわけにもいくまい。
そんな事を思いながら僕―――時田 優<トキタ ユウ>は布団から這い出る事を決意した。
最初のコメントを投稿しよう!