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小さくガッツポーズしたけど…
実際は何をどう頑張ればいいんだろ…
もしかして私調子に乗せられたんじゃない?
「いいなぁ。私はそこまであの店長に言われた事ないよ」
えっ?!
誰…?!
キッチンの入り口付近。
そこにはさっき少しだけ話をした琴乃ちゃんがいた。
なんだろう…
ものすごく悲しそうな顔をしてる。
「いや、やる気がなさそうに見えたから調子づけられただけだよ!あの店長ムカつくし。」
私は思ってもないことが口からベラベラと飛び出た。
店長のすごさはさっき把握したはず。
琴乃ちゃんもわかってるんだ。
店長のすごさが。
「あのねつばさちゃん。私はあの店長を手に入れるためにソワールに入ったんだ。だからさっきのつばさちゃんに嫉妬しちゃうな。」
ちょっと…
なんなのこの子…
「いや、全然そんなんじゃないし!普通に仕事の話だし。そんなに気にしないでよ!!」
私は、必死に弁解する。
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