知られざる過去①

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ある日の昼の職場。 私は高校卒業してすぐにこの会社に入り、それなりに働いていた。 普通のOL。 まさにその言葉がピッタリの場所。 だけど、悲劇は私を待っていた。 「橋本くん。君、夜の仕事してたんだって?」 いきなりの部長からの言葉。 思わず顔が引きつる。 「君も知ってると思うが、それって契約違反なんだよね。上からね、こういう通知が来たんだよ。悪いが、自主退社を願うよ。」 涙より先に、怒りよりも先に、悲しみより先に、言葉がでた。 「嫌です…いや…無理です…嫌です…」 どうしたらいいかわかんなかった。 私には引き下がる余裕がないから。 だからそう言うしかなかったんだ。
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