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だけど、いざという足が動かない。
恐怖と混乱で足がガクガクしてる。
「行くしかないんだから。行くよ私。」
自分で自分を励ますことで、心に安定をもたらす。
周りから見れば悲しい光景なのかもしれないけど。
関係ない。
私はやらなきゃならないんだから。
暗い街に光るイルミネーションは慣れていない。
飲みに行った回数なんて数える程度。
色んな順番を抜かしてるような気さえする。
むしろ順番ってなに?
生きるためなんだから、順番なんてないでしょ。
「もう、私……早くしてよ。行くよ私…。」
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