知られざる過去①

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「あんた、随分悩んでるな。そんな感情で風俗を始めようとしてる人間はそうはいない。」 えっ?! 誰? 私は思わず振り向く。 「だ、誰…?あんた…」 私が振り向くと、キラキラとした街灯に照らされた男が立っていた。 見る限りホスト。 明るい茶髪に、派手なスーツ。 整い過ぎた顔に大きな目。 鼻も高く、身長も高め。 まさにホスト。 「俺は、お前の神様だ。お前を蘇らせる事もできるし、殺す事もできる。そんな俺もすべてを失ったばかりだけどな。」 このホストなに言ってんの…? 私にはこんなバカに相手してる時間はないんだよ。 私は女じゃない。 どんなにときめいても、そんな感情は持っちゃいけない。 「風俗するのか?」
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