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「あんた、随分悩んでるな。そんな感情で風俗を始めようとしてる人間はそうはいない。」
えっ?!
誰?
私は思わず振り向く。
「だ、誰…?あんた…」
私が振り向くと、キラキラとした街灯に照らされた男が立っていた。
見る限りホスト。
明るい茶髪に、派手なスーツ。
整い過ぎた顔に大きな目。
鼻も高く、身長も高め。
まさにホスト。
「俺は、お前の神様だ。お前を蘇らせる事もできるし、殺す事もできる。そんな俺もすべてを失ったばかりだけどな。」
このホストなに言ってんの…?
私にはこんなバカに相手してる時間はないんだよ。
私は女じゃない。
どんなにときめいても、そんな感情は持っちゃいけない。
「風俗するのか?」
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