知られざる過去①

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「もしもし…」 私は呼び出しの音が消えるとともに喋り始めた。 慣れない事をしているのか、胸は爆発しそうなくらい高鳴ってる。 静かな室内に響くのは私の声のみ。 緊張で声が震えてる。 「もしもし。今から向かう。」 ブツッ…! プー…プー…プー… 今からさっきのホストが来る。 こんな恥ずかしいカッコで会わなきゃなんない。 でも働かなくちゃ。 ピリリリリリリ… 「一名様入るよー。準備してねー」 アナウンスが入る。 来た。あのホストが… 怖い…… どうしよう、どうしよう… 「こちらです!お客様入りまーす。」 ガチャ…
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