Chapter-9-Fragile-life-

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シガロー指揮官 『‥‥なるほど。 だから在日米軍基地への 襲撃を決意したのか。』 本隊無線:『ザザザ‥ 今も回復することなく 通信は途絶えている。 だがこのまま 好き勝手にさせるわけには いくまい。 せめて目の前の 驚異だけでも 駆逐すべきであろう。』 シガロー指揮官 『懸命と言えるか 分からないが 間違った判断だとは思わん。 しかし、 本土では 何が起こっているのだ?』 本隊無線:『ザザザ‥ その点な関しては 軍用ヘリで 本土に確認に 向かわせるつもりだが、 今の状況じゃ 無線の届く範囲でないと 通信できないので どうも踏み出せないでいる。』 シガロー指揮官 『‥‥‥分かった。 オレ達はオレ達の 出来ることをやり遂げる。 重要な報告を感謝する。』 本隊無線:『ザザザ‥ 礼には及ばん。 ともかく 頑張ってくれ 以上だ。』 シガロー指揮官 『了解ライゴウ部隊、 任務を続行する。』 もう何度怯えていただろうか? 先程まで ざわめいていた 兵士達も本隊からの 無線を聞いているうちに 静かになっていた。 そんな空気が 天候に影響したのか、 雨が降り始めた。
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