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シガロー指揮官
『‥‥なるほど。
だから在日米軍基地への
襲撃を決意したのか。』
本隊無線:『ザザザ‥
今も回復することなく
通信は途絶えている。
だがこのまま
好き勝手にさせるわけには
いくまい。
せめて目の前の
驚異だけでも
駆逐すべきであろう。』
シガロー指揮官
『懸命と言えるか
分からないが
間違った判断だとは思わん。
しかし、
本土では
何が起こっているのだ?』
本隊無線:『ザザザ‥
その点な関しては
軍用ヘリで
本土に確認に
向かわせるつもりだが、
今の状況じゃ
無線の届く範囲でないと
通信できないので
どうも踏み出せないでいる。』
シガロー指揮官
『‥‥‥分かった。
オレ達はオレ達の
出来ることをやり遂げる。
重要な報告を感謝する。』
本隊無線:『ザザザ‥
礼には及ばん。
ともかく
頑張ってくれ
以上だ。』
シガロー指揮官
『了解ライゴウ部隊、
任務を続行する。』
もう何度怯えていただろうか?
先程まで
ざわめいていた
兵士達も本隊からの
無線を聞いているうちに
静かになっていた。
そんな空気が
天候に影響したのか、
雨が降り始めた。
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