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ロベルト軍曹
『よし、その調子だっ!
組み立てろっ!』
自分は兵舎の陰に隠れて
命令ばかりのロベルト軍曹。
ランド「なんだぁありゃ?
訓練だとあんなに
引っ込み思案じゃなかったぞ?」
ヴォルガー『あぁ、
ロベルト軍曹はあんな面構え
しているが本当は
結構臆病者だって聞いてるぞ?
あの大声も
ビビってるのを隠すために
出してるって話もある。
その証拠に
ロベルト軍曹は
海兵として登録してあるし、
戦闘機の操縦をした
こともないだろ?』
ランド『そうとうなビビりだな!
もし彼女とデートしたら
遊園地は必ず避けるだろっ』
ヴォルガー「かもな(笑)」
ランドが口にした
ロベルト軍曹の悪口を聞いて
つい今いる場所が何処なのか
忘れてしまったヴォルガー。
だが━━━━━━
━━━━その現実に
再び戻されるほど
衝撃的なことが起こる!
ドガァァァァンン!!!!!
ランド・ヴォルガー『!!?』
何が起きたのか
一瞬分からなかった。
つい回りを警戒したが
日本軍兵士はいない。
気が付けば上空に黒煙が
上がっているのが見えた。
どうやら日本の戦車砲によって
兵舎が1つ吹き飛んだようだ。
容赦無き砲撃で
それは完璧こちらを
殺す気でいると確信できた。
ヴォルガー『クソッ!
ひでぇことしやがるっ!!
今夜の寝床が
無くなるかもな!』
ランド『それは冗談じゃ
済まねぇ話だ!
ってもどこの
兵舎が吹き飛んだんだ?』
無線:『ザザザ‥
こちら指令部、何があった?
状況を教えろ、アウト』
ランド『本部からだ。』
ヴォルガー「っても
どの兵舎が喰らったのか
分からねぇしこの状況じゃ
見に行けないな‥‥」
兵士無線:『ザザザ‥
こちらY-46二等兵!
第7兵舎が日本軍の砲撃を
喰らった模様!
炎が上がってるっ!』
無線:『了解Y-46、
指揮に向かわせた
ロベルト軍曹は無事か?』
疑問に思った。
無線は基本
上官が応答するのだが、
ロベルト軍曹が
無線に応じはしなかった。
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