英国紳士登場

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友「はい。それまでお二人を信じていた私はだんだん不安になって参りましたので、実家の祖父母に連絡をし、お二人のことを尋ねました」 クラス全員「「「うんうん」」」 友「私の祖父母が言うには、お二人は何らかの理由で引っ越され、こちらで過ごされていらっしゃることがわかりました。」 「それってよくわかんないけど、」「電話ぐらいできたんじゃないの?」「しない理由にはなんないよね」 友「えぇ、私も当時は訳がわからず、連絡ぐらいして下さっても!と、お二人に裏切られたのだと、少しは恨んでおりました。しかし実はそれにも理由があったのです」 「「「え?!どんなどんなっ?」」」 友「クスッ、それはですね・・・。せっかくなので当のお二人に話していただきましょう」 「は?当のお二人って、まさかこのクラスに?」「嘘?!本当?!!」「そんな偶然って…」 友「ニコッ、はい。どなただと思われますか?」 夏「えー?俺?」 亜「あんたなわけないでしょうが、夏希。あたし知らないわよ、彼のこと。美玲と慶は?」 美「美玲も知らないよ」 慶「僕も」 「「「えー、だれだれ?本当にだれ?」」」 友「そのお二人とはですね、・・・」
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