目的は…?

3/5
前へ
/90ページ
次へ
振り返って手を振る4人を見送りながら 明と華蓮と友匡も、 見えなくなるまで手を振っていた… 友「本当に、仲がよくて、楽しくて優しい方々ばかりですね。明」 明「でしょ?面白い人たちでしょ?笑」 華「それに、友匡が安部の御曹司って知っても、最初驚いただけで、あと全然態度変えなかったもんな笑」 友「そこは、確かにほかの方々とは常軌を逸していらっしゃいますね。たいていの者ならば媚びへつらってくるか、あからさまに態度を変えますからね」 クス 明「本当、不思議だよね。この私と華蓮が、一緒にいて安心出来るのって、兄弟たちとかこの3人でいる時だけだと思ってた」 華「正直、あいつらいい奴ばっかで、疑うこっちがバカバカしくなってくるから世話ねぇよな笑」 友「確かに。私たちは性格と身分上、必ず相手を疑ってかかることがほとんどですからね。私も彼らには不思議と疑念などわきませんでした」 明「友匡も?やっぱり不思議だわ笑」 皆と別れた後、そのまま立ち話をしていると、そこへ1台の黒塗りの高級車が 3人の目の前に止まった パタン 中から出てきたのは 上下真っ黒の燕尾服を着こなす 20代前半のキリッとした青年だった
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加