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明｢当主代理になる前は､母様の地位を利用して好き勝手遊びほうける有様｡特に女遊びがひどくて…見兼ねた祖父様が､指導者をつけて更正させ､当主代理にさせたって聞いたけど｣
華｢本当､代理になる前はひどかったらしいな｡三龍院に仕える侍女たち皆口説かれたらしいし､外の女遊びも相当だったみたいだな｡｣
明｢もうほんと､我が家の恥｡ただ代理になったあとはその指導のおかげで､だいぶ落ち着いたって祖父様から聞いたんだけど｣
友｢それが､どうも最近､また荒れてこられたらしく｣
明･華｢｢はぁ？!｣｣
友｢当主代理の立場にありながら､自分勝手のやりたい放題｡報告によりますと、毎日違う女性が、それも多数本家に行き来しており、部下には労りもねぎらいもなく存分に働かせ､さも自分がこの世で一番偉いというように振る舞っておられるらしく｣
明･華｢｢おいおい∑(ﾉ∀｀;)｣｣
友｢果てには､各裏社会や闇社会のものものに､自らが本物の黒龍院家当主であると言いふらし､いかにも横柄傲慢な態度でそれはもう皆で手を焼いているとか…。当主に関しては各家々、組織の重役の方々にも正式に襲名するまでは伏せておく決まりですから、その言葉が真実かどうか、上の方々も大層お困りなのだと。｣
明｢･･･ありえないわ｣
華｢なんだそりゃ｣
明｢それ､本当に岳彦叔父様？いくらなんでもそこまで強気に出られる方じゃないハズよ｡あの方にそこまで･･･｣
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