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明「おまけに私がまだ成人してないから当主のお披露目も正式にはまだだし。それにしても、本当馬鹿ねぇ、そいつ。」
華「おう。だけどこれで少しは分かったな。」
友「ええ、相手は少なくとも身内や上層部ではありませんね。」
明「そんなこと考える身内なんて、今のところ一人か二人浮かぶけど、あの人たちは今手が出せるほど暇じゃないだろうし」
友・華「?」
明「いや、なんでもない。母様の関係者だから」
華「お、ぉ、そうか」
明「なによ華蓮。本当に気にしてないんだから、大丈夫だって」
バシバシと華蓮の肩を強めに叩く明
華「痛ってぇな!分かったっつぅの!!お返しだっ!」
グリグリと明の頭を強くなで回す華蓮
明「なっ!!やったわねー!」
友「まったくもう苦笑
お二人ともまだこどもなんですから」
明・華「「まだまだこどもです!!」」
友「はい、クスクス(お二人とも裏では名の知れた最凶の一族をそれぞれ束ねるお立場なんですがね)」
いまだワイワイともめる二人を微笑みながら見つめる友匡
と、時計をみると夜中の1時をまわっていた
友「おや、もうこんな時間ですか。明、華蓮、そろそろお休みになられないと」
明「ん?わ、本当だー」
華「おー、久々に3人で話すのが楽しくて時間なんか忘れてたな」
明「ね笑
てゆーか話の内容は楽しくないんだけどね!」
華「だな笑」
友「ふふふ。さぁ、お二人ともお部屋へご案内致しましょう。今日はもうお休みください」
明「はーい。あ、明日また話しがあるから。って言っても二人ともわかってるとは思うけど」
友「承知いたしております。では明日はちゃんとした話し合いの場を設けましょう」
華「了解。ふぁ~ねみ。寝るとするか」
パタン
友匡の案内で明と華蓮もようやく休み
静寂が訪れていった
…
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