嵐がやって来た

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‐安部邸、大広間‐ 明「なんであんたたちがここにいんのよーーーーー!!!!」 華「お?」 友「ん?」 明が寝室で叫んでいた頃 華蓮はコーヒーを飲みながら、 友匡は新聞を読みながら、 大広間で朝食が運ばれてくるのを 待っていた 二人で顔を見合わす 華「友匡、明になんかしたのか?」 友「私ではありませんよ。明の傍付‐カタツキ‐の二人が到着したので、折角ですから明を起こしていただこうと思いまして」 華「なるほどな苦笑あの二人が来たのか」 友「ええ。実は昨日すでにお二人には連絡を入れておりましたので」 華「ま、これでだいたい友匡の目的が見えたな」 友「はい?」 華「昨日は結局、俺たちの前に現れた理由を教えてもらえなかったからな。何を待ってるのかと思っていたが」 友「ふふ。やはり華蓮にはかないませんね。待っていることまでお分かりでしたか」 華「まぁな。相手がお前だから分かることもあるがな」 友「どちらにしろ、まずは明が起きてこられなければ話になりません。ですが・・・今の悲鳴、大丈夫でしょうか」 華「悲鳴て笑 大丈夫だろ。仮にも明の傍付。明に危害は加えないさ」 友「でしょうね。では我々はもう少し待つといたしましょうか」?
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