嵐がやって来た

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彩「おいおい、説教は今しなくてもだな、」 彩紅と呼ばれていた男は 長身で紅い髪、紅い目をしている 自前である 見た目は20代前半 顔はかなりの美形で モデル並の容姿 ただ筋肉があるせいか ガタイはなかなかいい 男らしいイケメン、といったところだ 蒼「説教ではなく、言い改めるようにと、」 一方、蒼斗と呼ばれた男は 同じく長身で蒼い髪、蒼い目をしている これもまた自前である 見た目は同じく20代前半 こちらもかなりの美形 同じくモデル並の容姿 しかしこちらの方がすらっとしていて 細い印象がある 華奢なイケメンだ 明「5年ぶり、なんだね」 懐かしそうに目を細め 二人を眩しげに見つめる明 明「まさか二人が来てくれるとは」 彩「当たり前だ。俺と蒼斗以外、お前の傍は認めん」 蒼「一刻も早く、貴女の傍にと、どれだけ思い焦がれたことか。我が姫よ」 そう言いながら、 彩紅は明の頬を撫で 蒼斗は明の手をとる 明「ふふ。私もどれだけあなたたちに逢いたかったか。・・・やっと、戻ってきたね。彩紅、蒼斗」 ニコッ 満面の笑みで二人を見つめる明 彩「明//」 蒼「明様//」 久しぶりの主の笑顔に 思わず照れる彩紅と蒼斗であった
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