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「みな……っ……んっ……」
せっかく拾った枕は湊の激しい口付けにまた落ちてしまった
「湊のエッチ……」
「ごめんなさい……」
結局湊はシャワーも浴びなくて、私も朝食は作れなくて…
なんとかスーツを着て仕事に向かう湊にベットの上から呟いた
謝られたら何も言えないし…私も本当は同罪だから
「もう……外寒いから気を付けてね？」
「はい、夕飯期待してます…」
「ちゃんと作らせてくれたらね？」
「努力します」
そう言うと私の額にキスをして湊は部屋を出て会社に向かった
「またベットの中からになっちゃった…」
結婚して玄関でお見送りをした回数は少ない
ベットの上の方が遥かに多い
「湊のエッチ…………でも……幸せ……」
落ちたままの枕を拾い抱き締めると湊の匂いがした
『桜さんも……ね？』
その通りで恥ずかしくなる
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