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「ドラゴンの卵が孵化をしないだと!!」
大理石で造られたホールに怒鳴り声が響き渡る。
「はっはい、どの兵士にも反応は有りませんでした。」
ホールの中央に立ちすくむ兵士が怯えながら答えていく。
ホールの上座に座る男性の後ろには赤いドラゴンが横に寝ている。
「ならば、致し方あるまい。今すぐに用意をせい!!」
「はっはい!」
まるで逃げるように去る兵士を上から眺める。
「さて、ドラゴンに選ばれる者がいるかな…」
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