第二章~異世界~

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黎side 周りを包んでいた白い光が消えて 目の前に広がる草原を見渡す 綺麗な場所だと思った そんな場所に似つかしくない声が響いたのは そう思った直後だった 「………ィヤァァアアアア……!誰かっ!助けてぇ!!!!」 ばっ 声が聞こえた方角に振り返った 声が聞こえたのは、緑が生い茂る山だった すぐにその声のした方に駆け出した 声がはっきり聞こえたから近いと思ってたけど 意外に遠い これも神様が言ってた身体能力上昇のおかげなのかな しかもものの数分ですごく離れていた山まで来れて頂付近まで登れた これには驚いたね 今目の前には魔物に襲われかけてる人がいる でも助けたいけど助けれない状況なんだ だって僕が行っても足手まといになりそうだから 襲われかけてる人、女の子なんだけど 不思議な力を使ってるんだよね 掌から炎が出たりさ それでも魔物の方が優勢なんだけど 僕はどうしたら良いかな?
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