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女の子side
今私逹は山を降りて
私の家に向かって歩いてます
そんなことよりも、私はこの人の名前を聞いてみようと思います
「ぁ、あぁあのっ!貴方の名前を教え、て下さい!」
よし、言い切りました!
「僕?僕は水無月黎だよ。ホントはもう一人連れが居たんだけどね(…神威…会ったらしっかり充電しなきゃ)」
はぁ……//
「ミナヅキ様……ですか。珍しい名前ですね」
「え?」
っは!
声に出ていましたか!?
うわ、どうしましょう…恥ずかしいですっ//
とっ、とりあえず何かごまかさないとっ!←もう一人の連れは興味なし
「ミナヅキ様は学園に通ってるのですか?」
気付いたらそう言ってました
もう少しまともなことを言えなかったのでしょうか、私は
上手く話に乗ってくれますかね?
そういえば学園で一度もミナヅキ様を見たことがないですね
「学園?」
「はい、私達くらいの人が通う魔法学校です」
「魔法学校!?………ボソッって事は魔法が使えるようになる………(あわよくば神威にも会える)」
ミナヅキ様はかなり驚いた顔をしている
何故でしょう
行った事が無いのでしょうか?
そういえば、と私はそこで思い出しました
まだ私は自己紹介をしていないことを……
少し遅れた気がしますが、名前を呼ばれないのは嫌なので自己紹介をすることにしましょう
「あ、申し遅れましたが私、ナタリア・アルテミスと言います」
私はそう言ってから後悔した
私はエクスタリアの第二王女で、ちょっとした有名人みたいなものだから
知らない人はいないと思う
ミナヅキ様も私が王女だと知ったら今までの態度と変わってしまうのでしょうか
しかしミナヅキ様は、私のその予想を裏切りました
それも、良い方向に…
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