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「そうなんだ。じゃあナタリーって読んで良い?(長いし)」
そっそんなの…勿論良いに決まっているじゃありませんか!
むしろ感激です!
って今はそんなことよりも
「あの……態度を変えないのですか?」
その私の言葉にミナヅキ様は首を傾げて
「え……何か問題あった?」
と言ってきました
思わず顔が綻ぶのがわかります
どんな事情があるのかは知りませんが、態度を変えないミナヅキ様に、思わず抱きついてしまいました
「えっ?ちょっ、ナタリーどうしたの!?(つか離れてよ!気色悪い!)」
「そんなことよりも、早く私の家に行きませんか?」
「わかってるよ(遅れさせた元凶は君だけどね)
あ、そうだ、ナタリーの家に着いたらさ
その学園っていうのに案内してくれないかな?」
「はい、構いませんよ!
でも、珍しいですね、学園の場所を知らないなんて」
「う~ん、ちょっと色々な事情があってね
住む場所も無いし、お金も無いし、やることも無いしの三拍子なんだ(あ、神威を探さないといけないからやることはあるね)」
そう困った様に笑うミナヅキ様
格好良いです……//
はっ!思わず見とれてましたがこれはチャンスなのでは?
いずれは王女とばれてしまう
ならばその前に家に招待して学園に通らせてお母様に紹介して、お父様を脅して許嫁にすれば……ふふふ、早速有言実行です!
「それなら私の家にきませんか?事情があるそうなので理由は聞きませんが、助けて頂いたお礼ということで」
そんな私の(邪な)誘いに、少し考える素振りをしたあと
「じゃあお願いしようかな(気は進まないけど)」ニコ
と言ってきました
思わず心の中で勝利のポーズことガッツポーズをしてしまいました
フフフ……ここまでくれば私のモノ
お父様に頼んで私と同じ学園に編入させてしまいましょう
ミナヅキ様の口振りからして、学園には通ってないようですし
私はこれからのことを想像して、思わず笑ってしまった
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