第三章~魔族と魔王と俺と~

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「で、どうしてそうなったのか訳が聞きたいな、俺☆」キラッ キャラ崩壊なのは気にしちゃ負けだよ諸君 だってさ、ホント何がどうなったら魔王に辿り着くんだ…………謎だ…… 「何を言うかと思ったら、そんなことですか」 そんなこと!?俺にとったら重大な事なんだけど!! 魔王だぜ!?わかって言ってるのか?!ラスボスなんだぜ!? 「魔王に会いに行く理由は神威の魔力が異常な程に高いから」 「関係なくね?!」 それだったら黎もだぜ?! 「関係あるに決まってるでしょ!」 いやいや、決まってないから; 「あんな膨大な魔力!新種かも知れないでしょ! 大発見ですよ!人間でこんなに魔力を持っているだなんて! 報告しなきゃいけないし!………ボソッそれに家族が心配だから家に帰りたいし」 シグレはボソッっと言ったつもりだろうが身体能力が上がっている俺には余裕で聞こえた 前置きもそうなんだろうが一番は帰りたいんだな まぁ…………うん、いっちょ行ってやりますか! 日頃というか昨日今日だけどお世話になったしな 「わかったよ…………」 途端に目が輝き出す いや、どんだけ帰りたかったんだよ; 「本当ですか!?あ、ありがとうございます!!」 最初の命令口調どこいったw 「いつ行くんだ?てか連絡とかしなくていいのか?」 いきなり行ったら迷惑だろ 「今日!今日行きましょう!!ほら、善は急げと言うでしょう?」 えー そんなに帰りたいのか!そうなのか! 「だが断る」 ピシッ 「……はい?………すいません、よく聞こえませんでしたのでもう一度言ってもらっても構いませんか……?」(黒笑) 「だg……今すぐ逝きましょう!」 凄まないでください!怖いから!! うるさいっヘタレ言うな! マジで怖ぇんだから ガクブル 「ええ!ニコッ」パァァ 疲れた……  
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