序章

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《女子達の主張》 「神威?んー、顔はまあまあだけど無口だし絡みづらいから黎君の方が好き♪」 「わかるぅ!それに黎君ってなんか構ってあげたくなるよね♪可愛いし、絡みやすいし!」 「それに比べて神威はねぇ……。」 俺だって好きで無口やってる訳じゃねぇ! 話す内容が見付からないだけだ!!← 話し掛けられたら応えてやってんじゃねぇか! 「……ぃ、神威!帰るよ!」 …あれ? 女共がいない… 「あの子達なら帰ったよ?(全く、久々の僕と神威の二人きりを邪魔してくれちゃって……どうしてくれようか)」 はぁ!? てか、俺口に出してた?! 黎の腹を読めない神威……ある意味幸せ者だ 「顔に描いてある」 …マジかι つか、何清々しい笑みを浮かべてんだよ! お前のせいで俺は睨まれたり、疎まれたり、怪我したりするんだからな! その上俺を差し置いてハーレムとは……許せん! 大体こいつが、不良に絡まれてる女を助けて殴られそうになるのを、俺が!ここ重要、オ・レ・が!助けて倒してもお礼を言われるのは黎だけ しかもそいつ完璧黎に惚れてるし ………やってられるか!! 何なんだこの不平等! その度に黎が神威に惚れていくとは気付かない神威...ある意味幸せ………なのか? ちなみに助けてもらってる時の黎の心の声 『あぁ…いつもは可愛い神威が僕のために戦ってるっ……格好良いよ、神威!ぁ……でも、女の子に無視されて落ち込む姿はすごく可愛い。本当は写真に収めたいけど見つかったら離れてくかもしれないから出来ないんだよねぇ。一回くらい大丈夫かな?寝顔は大丈夫だったし…。 でも万が一を考えて止めておこう。まぁだから止められないんだけどね♪』 鈍感……なのか…? いや、確信犯だ!
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