第三章~魔族と魔王と俺と~

7/10
前へ
/94ページ
次へ
少しして扉の前に来た 目を擦って見てみるが……………やっぱり錯覚じゃない……… 「まず私が見本を見せますから、後はご自分で」ニコッ 酷っ! 脅したのそっちなのに! 「……わかった……」 只でさえ俺は人間じゃないことに尋常じゃないほどにダメージ喰らってるんだが……+αとくると泣きたくなってくる 「我、魔界と人間界を行き来する者なり」 《―――手を―――》 シグレは手を扉に向けた すると手の甲が光だした 《―――よろしい、では行くがよい―――》 扉が開きシグレは入っていった って!俺手の甲に何もないけど!? 《―――ソナタは行かぬのか?―――》 喋った!……ってさっきからか……ory 「え~と…………(さっきシグレ何て言ってたっけ)……ひ、開けぇゴマ……」 ギィィィイイ 《―――行ってよいぞ―――》 「マジで!?」 あれ?これもしかしなくても あんな文章言うよりこっちのが簡単だったり? じゃあ何であんな文章言うんだろ? 俺は僅かな疑問を残しながら扉の中へと入っていった
/94ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1064人が本棚に入れています
本棚に追加