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振り向くと見知らぬ男が立っていた、高校生のようにも見えたが上下黒のジャージを着ていてとてもまともな高校生とは思えなかった。
『ちょっといいかな?』
『・・・・・』
またいつもミタイなやつらでしょと思い無視することにした。
『無視なんて酷いな~ちょっとぐらい話聞いてくれてもいいのに』
と男は跡を追ってくる。
バチバチッ
イラついた御坂はいつも通り軽い電流を浴びせた。
『まったく、学園都市もこんなんばっかなんだから』
『こんなんばっかとは酷いな、少なくとも俺はそこら辺のヤツらよりまともなつもりだよ』
後ろを振り向くとさっきまでいた男がいなかった。
『ここだよここ!!』
見ると男は電柱の上に立っていた。
『テレポート!?』
『みんな誤解するケド僕はテレポーターじゃないんだ』
『嘘!今のどう見てもテレポートじゃない!!』
バチバチバチバチッ
御坂はさらにイラつき更に強い電流を放った。
しかし今度は男に当たる前に反れてしまった。
『そんな・・・どうして』
『その理由はいずれ分かるよ』男はいつの間にか御坂の目の前に立っていた。
『で、話ってなに?』ひとまず観念して御坂は尋ねた。
『ありがとう、御坂美琴さん。』
『私の名前知ってるの!?』
『そりゃそうだよ、LV5ともなれば有名だからね、今日は君を一目見たかったんだ、ただそれだけだから今日の所は失礼するよ。』男は背を向け歩き出した。
『ちょっとまってよ!!あんた一体何者なの!?』
男は立ち止まり
『俺はジャッジメント最高戦力、神谷輝(カミヤライト)だ』
『ジャッジメント、最高戦力?』なんのことか分からずキョトンとしてた御坂は男がすでにいなくなっているのに気づかなかった。
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