1人が本棚に入れています
本棚に追加
その日の空は
生ぬるい風が吹く曇りだった。
折りたたみ傘があるので手持ちの傘は持たずに家を出た。
家を出て数十m歩いた時、あるものが道に落ちていた。
何かと思いそれを拾い上げてみると、それは
小さめのポケットサイズの手帳だった。
このままにしてもし雨が降ったら…と、思い優羽は、それを自分のブレザーのポケットにしまい再び歩き出した。
学校の近く、通学路にはないが交番が近くにあるので帰りはそこに寄ろう。
…数分後…
後30mで別れ道というところで、亜美が息切れして体を曲げて深呼吸しているのが目に入った。
少し落ち着き体を元に戻したあたりで、私はちょうど着いた。
「おはよー
ゆっくりきたんだ。」
『亜美は速くきたんだね。
私に急ぐ理由なんてないしね。走ってきてくれてありがとう。』
そういうと亜美はニッっと笑い返事をした。
そこからは違う話題になり気づけば教室についていた。
最初のコメントを投稿しよう!