いつも

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その日の空は 生ぬるい風が吹く曇りだった。 折りたたみ傘があるので手持ちの傘は持たずに家を出た。 家を出て数十m歩いた時、あるものが道に落ちていた。 何かと思いそれを拾い上げてみると、それは 小さめのポケットサイズの手帳だった。 このままにしてもし雨が降ったら…と、思い優羽は、それを自分のブレザーのポケットにしまい再び歩き出した。 学校の近く、通学路にはないが交番が近くにあるので帰りはそこに寄ろう。 …数分後… 後30mで別れ道というところで、亜美が息切れして体を曲げて深呼吸しているのが目に入った。 少し落ち着き体を元に戻したあたりで、私はちょうど着いた。 「おはよー ゆっくりきたんだ。」 『亜美は速くきたんだね。 私に急ぐ理由なんてないしね。走ってきてくれてありがとう。』 そういうと亜美はニッっと笑い返事をした。 そこからは違う話題になり気づけば教室についていた。
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