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「まだぁ~??」
「今行く!!
ごめんね、お待たせ♪」
バタバタバタバタ…
教室の入口で待っていた友人と最後に残っていた生徒が出て行き、優羽1人になった。
「…フゥ」
周りを振り返り誰もいなくなったことを確認し
落書きしていた手を止め
ノートに向いていた顔を上げ
ひと息つく。
この1人になる時間が
1日の中で唯一気が抜ける瞬間。
「息ぐらい普通にできたらいいのに…」
そうつぶやき、空を見上げた。
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