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彩希 「お兄ちゃん、もうご飯だよー。」
一久 「おお、ありがと彩希。じゃあまた明日な。」
少年 「おう、明日は負けねーからな。」
一久 「こっちこそ負けないよ。」
少年 「おう、じゃあなー一久ぁー、彩希ちゃーん!」
こうして笑顔が絶えることなく俺たちは遊んだ。毎日がキラキラと宝石のように輝いていた。
家に帰ると父親が夕飯を作って待っててくれる。仕事が忙しいにも関わらず、夕飯はちゃんと作ってくれる。
母親が亡くなってからは父親が料理をする。他の家事は自分たちでやるように言われているから、生活自体に不規則はない。
決まった時間に起きて決まった時間に寝る。
そんな生活が俺は大好きだった。東京に行く前までは。
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