始まり2

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「いきなりどうしたの? 今まで私に質問してくること自体が少なかったのに、急にそんなこと聞くなんて。 その質問の意図を自分の気持ちを含めて50字以内で答えなさい(笑)」 彼女は、俺の質問に答える気は全くなさそうだった。 俺の気持ちに気づいた上ではぐらかしてくる彼女が憎い。 どうせさっきのでばれたのだからと俺は自棄になった。 「俺は君のことが好きだから、もし良かったら俺と付き合って下さい!」 それからは、今までの人生の中で一番長い5分間だった。 宿題に向かおうとしても、つい携帯電話の方に目がいってしまう。 『人生初の告白は上手くいくのだろうか』 そればかり考えていた。 すると、待ちわびていた彼女からのメール。 「字数が足りないので減点でーす」 ズキン、と胸が痛んだ。 フラれた。そう思った。 何も考えられなかったが、次のメールを送る。 指が勝手に動いた。本当にそんな感じだった。 「……それってだめってこと?」 俺は携帯電話を閉じて、仰向けにその場に寝転がった。 初めての告白は失敗に終わったのだ、と実感して、柄にもなく涙なんて出てきた時、彼女からメールが来た。
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